2012年08月05日

松井一実広島市長に届けました。

2012年08月05日
8月3日、「日本語、英語、ドイツ語、フランス語版の「みんなの平和宣言」と、賛同者702名のリスト、「私の平和宣言」、そしてこの手紙を発起人の湯浅と福間が松井一実広島市長に、届けました。」
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拝啓 季夏の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
 
さて今年も原爆忌が近づいてまいりました。先日、平和宣言の骨子についての報道を拝見いたしましたが、今年も平和宣言において、脱原発について明確な表明がないことを大変残念に思っております。
 今日ここに同封いたしますのは、昨年、8月6日に平和公園で3000枚配った「みんなの平和宣言」とその賛同者、702名のリストです。多くの方が広島の平和宣言として「反核兵器」のみならず「反原子力発電」を望んでいることを、是非ともご理解いただきたいと思います。
 宣言の日本語は私たちが原案を作り、「原発・核兵器なしで暮らしたい人々」で話し合いながら仕上げました。英語版は詩人のアーサー・ビナード氏に翻訳していただきました。そして8月6日8時半に、原爆ドーム前でインドの反核活動家のウダヤクマール氏と湯浅で読み上げ、当日のデモのアピール文として採択されました。その後、ドイツ、フランスでは各国の有志の方により翻訳され、イギリス、シェフィールド市で行われた広島長崎記念式典では、シェフィールド市長をはじめとする参加者の前で読み上げられています。
 また「みんなの平和宣言」への賛同を募るとともに集めた「私の平和宣言」も同封します。多くの方のさまざまな平和への思いが伝わってきます。これらすべては、次のサイトに挙げています。http://heiwasengen.sblo.jp/
広島市は世界中が認める核廃絶のオピニオンリーダーであり、8月6日の広島市の平和宣言は広島市民のみならず、全世界が期待を込めて注目しています。今年の市民イベントでは、福島原発事故による現在進行中の被ばくについて、そして原発の原爆との関わりについて、これまで以上に多くが語られ、夕方5時からの原爆資料館地下会議室では、福島県浪江町の馬場町長が広島への避難者の方々とともに被爆地福島の現状を広島市民に伝えます。原子炉でプルトニウムを作り続ける限り、また「核の平和利用」の名のもとに低線量被ばくの実態を隠蔽し続ける限り、核廃絶が達成できないのは明らかです。核兵器開発の意図をもって戦後間もなく予算が組まれ、潜在的核抑止を意図して今日まで維持されてきた日本の原発を、この広島が、そして広島市長が容認することが何を意味するか、是非ともご一考いただけたらと思います。関連する資料を同封します。是非ともご一読いただけたら幸いです。暑い日が続きますが、どうぞご自愛ください。

敬具
平成24年8月3日
posted by no nukes at 18:22| 2011年 みんなの平和宣言